やさしい にんげん に うまれたかった はなし。

こんにちわ、ぜろさん　です。

きのー　ことし　いちねん　の　ふりかえり　お　した　のに、きょー　も　ぶろぐ　お　かきます。

（きのー、べつ　の　ばしょ　で　いちねん　の　ふりかえり　お　しました）

ふと、ことし　わ、「やさしい　にんげん　に　うまれたかった　なぁ」と、もがきながら　すごして　いた　こと　お　おもいだしました。

やさしい　にんげん　に　うまれたかった。ひと　の　こと　お　よく　そーぞー　して、おもいやって、よりそって、できる　こと　お　やる。そんな　あたりまえ　な　こと　が、すごく　むつかしい。どんな　ひと　にも　むつかしい　の　だろー　けれど、ひと　から　おしかり　お　うける　れべる　で、むつかしい。

よい　ひと　に　なりたかった。でりかしー　の　ある　ひと　に　なりたかった。じょーきょー　お　みて、ひつよー　な　こと　お　しゅしゃせんたく　できる　ひと　に　なりたかった。まわり　お　よく　みて　こうどう　できる　ひと　に　なりたかった。しごと　など　が　てきぱき　と　できる　ひと　に　なりたかった。こころ　の　きれい　な　ひと　に　なりたかった。おくびょー　に　ならずに、ひと　に　こうい　お　つたえられる　ひと　に　なりたかった。ひと　の　よい　ところ　だけ　お　みつめられる　ひと　に　なりたかった。くつう　から　うまく　のがれて、その　のがれる　ほうほう　お　ひと　に　つたえられる　ひと　に　なりたかった。じしん　お　もって　ひと　お　すくえる　ひと　に　なりたかった。ひと　お　ゆるせる　ひと　に　なりたかった。だれか　の　ため　に　いきられる　ひと　に　なりたかった。ひと　の　やく　に　たてる　ひと　になりたかった。「ありがとう」　お　いわれる　ひと　に　なりたかった。

なりたかった。じっはい　にわ、なに　ひとつ　もってや　しない　のに。

さいしょ　から、やさしい　ひと　なんて　いない　の　かもしれない。『ふるーつばすけっと（という　まんが）』でも、「ひと　わ　やさしさ　お　もって　うまれて　こないんだよ。やさしさ　わ、からだ　が　せーちょー　する　のと　おなじ　で　じぶん　の　なか　で　そだてて　いく　こころ、りょうしん（よい　わるい　の　よい　に　こころ　と　かく）なんだよ」　と　いって　いた。

もし　そうなら、どーして　おれ　の　なか　でわ、うまく　そだたなかったん　だろーか。

みんな、どーやって　やさしさ　お　そだてて　きたの　だろう。おれ　にわ、みんな　が　その　め（しょくぶつ　の　め）　お　さいしょ　から　もって　いた　よー　に　みえて　ならない。

すこし　きのうふぜん　な（と　いっても　ぎゃくたい　わ　ない）　かぞく　の　なか　で　うまれた　のが　すべて　の　ほったん　だった　のか。つみ　の　いしき　なく　ひと　から　じかん　お　うばい、いばしょ　お　うばい、じそんしん　お　うばう。じぶん　に　とって　あたりまえ　な　にちじょー　お　すごして　きた　こと　が、あたりまえ　な　こと　の　できない　じぶん　お　うんだ　の　かも　しれない。だから、やさしい　ひと　に　うまれる　こと　が　できなかった。はえてきた　しょくぶつ　の　め　の　ような　もの　お、からして　しまった。

そうして　こころ　だけ　が　みじゅく　な　まま、からだ　だけ　が　せいちょー　して　しまった。

じっさい　にわ、わるい　こと　も　たくさん　した。ひと　も　ふようい　に　きずつけた。どーやって　たちまわれば　いいのか　わからなかった。まだ　ねんれい　が　ちいさい　とき　から　「まわり　が　みえて　いない」　と　しかられ　つづけ、そのまま　おとな　に　なった。なんの　のうりょく　も　ない　ひと　に　なった。いや　な　じぶん　お　みつめて、こころ　にわ　うっぷん　が　たまった　まま　だ。どーすれば　いいか　すこし　でも　りかい　できた　とき　にわ、おくびょー　に　ならず　に　つたえられる　ことば　も、いま　わ　どーしたら　よい　のか　わからない。ひと　の　よい　ところ　お　みつけよう　と　して、じぶん　の　いや　な　めん　お　みつめて　しまう。くつう　から　うまく　のがれた　つもり　で、じっさい　にわ　め　お　そむけて　いる　だけ　だ。じしん　も　ない。ゆるせる　だけ　の　どりょー　も　ない。だれ　の　ため　にも　ならない。ひと　から　ごしどう　お　うけて　も　いかす　こと　に　じかん　が　かかる。やく　に　たたない　どころか　おにもつ、めんどー　お　ひきおこす　やくびょーがみ　だ。けっか、「ごめんね」　お　ひと　に　いう　だけ　の　そんざい　に　なって　いる。

あんばらんす　な　こころ　お　たもとう　と　して、さいてい　な　こと　すら　やって　のけた。なんど　も。そーゆー　じぶん　お　わすれよー　と　した　し、ゆるそー　と　すら　した。じぶん　の　みかた　で　いられる　のわ、じぶん　しか　いない　と　おもった。

こぐんふんとう（ひとり　きり　で　たたかう　こと）　お　して　いる　つもり　で　いた　けれど、じつ　わ　ちがう。まわり　に　やさしい　ひと　が　おおい　いま、じぶん　が　した　こと　お　いちばん　わすれちゃ　ならない　のわ　じぶん　だし、いちばん　ゆるしちゃ　ならない　のも　じぶん　だ。その　うえ　で、「やさしい　ひと　に　なりたい」　と　せつじつ　に　ねがい　ながら　いきて　ゆく　のが、いま　の　じぶん　に　ひつよー　な　こと　なのだ　と　おもう。

そんな　わけ　で、とし　の　せ　に、よくうつ　な　じぶん　お　すこし　でも　みずみずしく　めざめさせる　ため　に、そんなわけで、この　きじ　お　かきました。　つまり　かんぜん　に　じこまんぞく　です。しつれい　いたしました。

らいねん　こそ　わ、すこし　でも、やさしく　なれます　よう　に。

それでわ、よい　おとし　お。